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転職後の満足度について
最近転職される方が増加しているようですが、どの程度の方々が転職の結果に満足されているのか気に掛かるところです。あるデータによると満足している方の割合は60%程度、逆に不満を感じている方は10%程度となっています。
この数字をどう評価するのか意見が分かれるところですが、60%の満足度というのはかなり低いと思います。
転職する場合は、ある程度仕事の経験をした上で、自分の好きな仕事とか遣りたい事、また自分の向き不向きなどもそれなりに考えて決断している筈です。
そして転職先の事も自分の経験を踏まえてかなり詳細に検討していると思われます。
転職サイトも充分活用し、転職先の企業についても自分の耳で実際の評判を聞いて、また面接では色んな条件面の折り合いも付けて結論を出している筈です。
新卒で就職する時とは訳が違います。
それなのにこの満足度では低いと言わざるを得ません。
この結果では、不満足の10%の方も含めて転職を繰り返す人が増えそうです。
転職者のうち、全体の40%は3回以上の転職をしているとのことです。
この数字は転職者と採用する側の企業、両者にとってとても不幸な結果を表しているように思います。
こんな筈ではなかったのに、そんなケースが少しでも減ればと願わざるを得ません。
転職の満足度アップ
では転職の満足度を上げるには何が必要なのでしょうか。勿論採用する側にも原因はあると思います。
企業環境は益々厳しくなって来ており、当初の約束通りに仕事が割り振れなかったり、給与が下がったりということも考えられます。
また頼りにしていた上司の転勤など、他にも様々なことが起こりえます。
よくよく考えて転職しないと、満足した結果は得られそうにありません。
ここはやはり転職者自身に目を向ける必要がありそうです。
会社を変わりたい仕事内容を変えたいと考える時、その要因をしっかりと見据えることが最初の作業になります。
会社が嫌なのか、上司が嫌なのか、職場の仲間が嫌なのか、仕事の内容が嫌なのか、待遇面に不満があるのか、またもっとキャリアアップしたいとか、今の仕事に不満は無いがもっと条件の良い所が見つかったとか、他にも様々な要因があるのでしょう。
その辺りの自分の考えを整理した上で、何を求めて転職するかをより具体的にすることが重要です。
そこが明確になっていないと、転職後の自己評価が出来なくなってしまいます。
結果的に、何となく不満感だけが醸成されて、また他を探すという不幸な結果になってしまいます。
転職に100点満点等あり得ませんから、自分の物差しをしっかりとしておくことが重要です。